『濃霧』高野佳起著
2002年7月発行 46判 1,714円+税
経営側の策動によって引起された労働組合の分裂。バラバラにされた労働者は、いかにして連帯を甦らせるのか。航空会社に働くさまざまな労働者の姿を、リアルに追求した短編集。
しんぶん赤旗 2002年8月26日掲載
『遺品』瀬戸井誠著
2002年6月発行 46判 1,524円+税
教師、市議を経た作者が不登校、君が代問題をリアルに作品化。戦争の爪跡が今も続く現実を6短編にまとめる。
しんぶん赤旗 2002年7月29日掲載
『開拓の子』丹波あさみ著
2001年6月発行 46判 1,524円+税
飛騨と美濃の山里にくり広げられる貧しくも逞しい一家の物語。紡績工場に働く定時制女子高生の哀史ではなく賛歌。
岐阜新聞 2001年7月8日掲載
しんぶん赤旗 2001年8月28日掲載
『夏めぐりて』箭内登著
2001年5月発行(2刷) 46判 1,619円+税
ソ連の参戦の下で敗走する関東軍に見捨てられた日本の民衆。国府軍と中共軍との戦闘などの苦難を人びとがいかにして生き抜いたか。作者の貴重な歴史的体験によって鮮やかに描かれた物語。
『スネア・ドラム』山田郁子著
2000年8月発行 46判 1,429円+税
1950年代、レッドパージに吹き荒れる西大阪工業地帯の青春短編集。吉井清文(関西勤労者教育協会会長)、新船海三郎(文芸評論家)推薦。
しんぶん赤旗 2000年9月4日掲載
『文学の森』秋元有子著
2000年5月発行 46判 1,524円+税
ほんとうはおもしろい世界の文学70人以上の作家たちを茶の間に招き入れる名作道案内。宮本百合子は旧ソ連をどう見ていたか、ソ連崩壊を予測したジイドと対比する初の評論を掲載。
南日本新聞 2001年6月5日掲載
しんぶん赤旗 2001年6月22日掲載
『べったら市』稲葉喜久子著
1999年8月発行 46判 1,429円+税
戦争と社会の急激な変化に、家業と暮らしを根底から揺さぶられた下町の染め職人とその家族。命見つめて生きる姿から、今日と未来を照射しようと試みた作品集。世代を超えた贈り物。
『女たちの時間』大浦ふみ子著
1998年11月発行 46判 1,429円+税
民間放送局で働く女性への差別、リストラ。立ち上がる労組女性部。表題作のほか、ダイオキシン排出に揺れるごみ焼却場の労働者をテーマにした2作を収録。
しんぶん赤旗 1998年11月29日 1999年1月11日掲載
『虎落笛』能島龍三著
1998年11月発行 46判 1,429円+税
戦後生まれの作家が、戦争の傷痕を身辺に見きわめつつ、家族の絆を探り続けた短編小説。処女作ほか、七編収載。現代を切り開く道筋を求める読者の心に波紋を投じる。
しんぶん赤旗 1999年1月18日掲載
『最初の選択』唐島純三著
1998年10月発行 46判 1,905円+税
階級の階段をのぼるか、分会役員として筋を通すか。人生の「最初の選択」を描いた表題作ほか全7編。底辺の労働者の決意と闘いを描いて国労文芸年度賞、総評文学賞などに輝いた作品集。
『雷鳴』宮寺清一著
1998年8月発行 46判 1,524円+税
『和歌子・夏』で多喜二・百合子賞を受賞した著者が10年にわたって「民主文学」に発表してきた作品をまとめた一冊。国鉄の分割民営化闘争などに渦巻く人間模様を描いた七短編。