『立野信之集』立野信之著
1991年1月発行 46判 218ページ 1,602円+税(完売)
虐げられた兵士の苦悩をとりあげ、帝国軍隊の本質を明らさまに写し出した「標的になった彼奴」、農村に取材して、小作人たちのたたかいを描いた「赤い空」など7篇を収録。
『鴻みのる集』鴻みのる著
1994年6月発行 46判 248ページ 1,602円+税
1963年に新潮社同人雑誌賞を受賞し、芥川賞候補作品にとりあげられた「奇妙な雪」をはじめ、計8編の短編を収録した創作集。ジュニア読者対象の2編を含む。
『出雲真奈夫集』出雲真奈夫著
1994年9月発行 46判 202ページ 1,602円+税
小学校3年生の夏、買ったばかりの自転車に遠い岩屋まで歩いていくという友達を乗せて行く道の不安と安堵を描いた「黄色いバス」他7編を収録した短編集。自伝的傾向の強いもの、平凡で善良な人間の日常にある恐怖を描くもの等非凡な才能を感じさせる。
『坂本哲郎集』坂本哲郎著
1994年12月発行 46判 220ページ 1,602円+税
わかりやすい、淡々とした文体で、市井の人情の襞を描き出すことに巧みな著者の作品集。「春いまだ」「北の旅から」「踊り子抄」ほか14編。